社内イベントの作り方
何が違うの?アイスブレイクに使うダイヤログとディスカッション!?
皆さんの会社では、会議のはじめや研修のはじめ、もしくは社内行事の初めにアイスブレイクというのは、
実施しているでしょうか?
このアイスブレイクというのは、読んで名のごとく、冷たい空気を和ませる効果があります。
様々な手法があるので、良かったら弊社のサイトの他の記事もご覧ください。
今回は、アイスブレイクに使うダイヤログとディスカッションについて考えてみたいと思います。
何が違うの?ダイヤログとディスカッション
ダイヤログという言葉とディスカッションという言葉は聞いたことありますでしょうか?
おそらく一度くらいはみみにしたことあるのではないでしょうか。
しかし、結構何が違うのか?と聞かれると迷ってしまうかもしれませんし、
講師側としてはその違いを理解していないと言葉として使用できないですよね。
まず、ディスカッションとは、「議論」と略されます。
議論ですから、お互いの意見をぶつけ合いながら建設的に意見を構築していく手法の事を指します。
全員がすべて一致や賛同していることではなく、それぞれの意見が交差することが大事です。
一方ダイヤログですが、「対話」という意味合いになります。
対話ですから、そこに意見のぶつかり合いは必要ありません。
むしろ相手を尊重し否定しないという空気作りがとても大事になります。
一人一人の考えや意見をお互いに尊重しながら、それぞれの考え方を学んでいきましょう。傾聴の姿勢や
聞いているよというアクティブリスニングの姿勢も大事になります。
ダイヤログの進め方
ダイヤログは、お互いの考えを深める為に実施されます。
全ての個人の意見はあくまでも個人の意見、他人からすると仮説として設定されます。
話し合いの土俵に色々な意見を並べていきます。
そこに正解もなければ不正解もありません。何かを判定したり、結論付けることも必要ありません。
誰かの出した意見、仮説をみんなで育てていくのがダイヤログの進め方です。
具体的な手順
テーマをあらかじめ設定し、何について探求していくのかを決めておきます。
探求を深める為には、ある程度の大きなテーマを選定していくと良いと思います。
例としては、
- ☑どうやったらチームの中の自分は成長していけるだろうか
- ☑どんな価値を世の中に提供していきたいのか
- ☑強い組織を育てていく為には何が必要なのか
など比較的抽象度が高い方が発想の幅が広がっていきます。
テーマが決まり、参加者に広がったら、最初はチェックインを行いましょう。
お互いの自己紹介も含めて、簡単なジャブを打ってもらいましょう。
ダイヤログスタートです。
肯定的に楽しく、深めていく時間でもありますので、薄くBGMを用意したり、
手元にお菓子やコーヒーを用意したり、模造紙やカラーペンなども用意して意見が活発に出やすい空気感
を作ることも企画側が意識しなくてはならないことです。
場の空気を作るのは、もちろん本人たちなのですが、仕掛ける側もより参加者に価値を返すために、
最善の行動をしていきましょう。
ちょっとした気遣いだけで大きく意見交換の雰囲気が変わってきます。
最後はクロージングです。
ダイヤログでは結論を求める必要はありません。
結論ではなく、新しい考え方や意味、気持ちが共有できればそれでOKです。
最後に時間的な余裕があれば、チェックアウトを実施してみましょう。
成果を出す
結論を出す
話をまとめ上げる
白黒つける
論破する
そのような考え方から脱却して、探求することが大事な時間となります。

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