社内イベントの委託
東京ビッグサイトで社内表彰式を開催するには?会場選び・演出・運営のポイントを徹底解説!
企業のモチベーション向上や文化醸成に欠かせない「社内表彰式」。せっかくなら、スケール感のある会場で社員の記憶に残る演出をしてみたいと思いませんか?
今回は、日本最大級のコンベンション施設「東京ビッグサイト」で表彰式を開催する際のポイントを、イベント運営のプロ目線で解説します。
1. 東京ビッグサイトで社内表彰式を行う魅力とは?
東京ビッグサイトは、その規模感とブランド力から、国内外の大規模イベントに多く利用される会場です。そんな場所で社内表彰式を行うと、以下のような効果が期待できます。
- スケールのある演出ができる
大型ステージ・音響・照明設備を活かして、まるでテレビの授賞式のような空間演出が可能です。
- 非日常感の演出
普段のオフィスとはまったく異なる空間で行うことで、受賞者の記憶に深く残り、感動を生みやすくなります。
- 企業の“格”を感じさせるブランディング効果
会場のイメージと表彰式の華やかさが相乗効果を生み、社内外に対して会社の成長と文化の魅力を伝えることができます。
2. 【会場選びのポイント】ホール?会議棟?おすすめはレセプションホール
東京ビッグサイトには複数の施設がありますが、表彰式に適しているのは以下の3つの会場です。
- 会議棟 レセプションホール(国際会議場)
天井高・ステージ・控室完備。300~500名規模の表彰式にぴったりのスペースです。華やかさと機能性を兼ね備えています。
- 展示ホール(東・西・南展示棟)
数千人規模も対応可能。ただし、ステージや音響設備は別途設営が必要なため、演出にこだわりたい場合や社外ゲストを招く場合におすすめ。
- 会議室(中・小規模対応)
100名未満のアットホームな式典に向いています。ステージを組まずに簡素なセレモニーを行いたい場合に便利です。
ポイントは、「人数・演出の希望・予算」に応じて選ぶこと。視認性や音響の反響も含めて検討するのがおすすめです。特に音の反響は注意しましょう!!

3. 【運営スケジュールの立て方】1日の流れと準備の注意点
東京ビッグサイトでは前日搬入ができない催事も多く、深夜0時からの「当日搬入」がスタンダードになるケースが多々あります。とくに展示ホールやレセプションホールでの表彰式では、朝から設営開始では間に合わないため、以下のようなスケジュールが一般的です。
▼当日のリアルな基本タイムライン(例:14時開演)
- 0:00 搬入・会場設営開始
照明・音響・映像・ステージ・装飾など、各業者が順次会場入りして作業を開始します。
※館内には夜間でも空調が入りません。スタッフの体調管理も重要です。 - 6:00 基本設営完了・リハ準備
ステージや映像機材の設営が一段落し、テクニカルリハーサルへ移行。
- 8:00 テクニカルリハーサル
音響・照明・映像を中心に、演出チームがタイミングのすり合わせを行います。
- 10:00 リハーサル(登壇者・MCリハ)
実際の登壇順や演出を通してリハーサルを実施。受賞者の動線確認や立ち位置指導もこの時間に。
- 12:00 会場清掃・ゲスト控室誘導開始
機材や資材の整理が終わり、式典前の準備が整ってきます。
- 13:00 受付開始
ゲスト・社員の受付がスタート。場内誘導・サイン設置もこのタイミングで最終確認。
- 14:00 表彰式本番スタート
本番ではオープニング演出・表彰・インタビュー・記念撮影などを実施。
- 19:00 本番終了
- 19:30 撤収開始
搬出作業・原状復帰をスタート。音響・映像→ステージ→装飾の順に撤収。
- 21:00 完全撤収・会場引き渡し完了
▼準備段階での注意点
- 0時搬入に慣れたパートナー選び
深夜対応に慣れたイベント業者・テクニカルチームを選定することが成功の鍵です。
協力会社の選定は慎重に行いましょう。 - 控室・トイレ・喫煙所など施設の深夜使用条件の確認
一部施設では夜間使用に制限がある場合もあるため、事前確認が重要です。
搬入車両の関係などもあるのでしっかり確認しておきましょう。 - 作業スケジュール表の共有徹底
搬入〜設営〜リハ〜本番〜撤収まで、すべての関係者に明確なタイムラインを配布し、役割分担を明確にしておくことがスムーズな進行に直結します。
4. 演出面のポイント:感動を引き出す仕掛けを【具体例付き】
社内表彰式をただの表彰で終わらせず、「感動体験」として記憶に残すためには、演出が重要です。とくに東京ビッグサイトのような大空間では、映像・音響・照明を効果的に使うことで、場の空気が一気にドラマチックになります。ここでは、実際によく使われる演出の具体例をご紹介します。
■ LEDビジョン・プロジェクターの活用
《事例:社員紹介VTRで涙を誘う》
表彰対象者のこれまでの実績や仲間からのメッセージをまとめた「紹介ムービー」を上映。例えば、ある製造業の表彰式では、工場勤務の社員が受賞者に選ばれた際に、同僚からのサプライズメッセージ動画を流しました。
スクリーンに映し出された「いつも一番早く来て機械を整備してくれてありがとう」というコメントに、会場全体がしんみり。ご本人が涙をこらえながら登壇し、拍手がひときわ大きくなった瞬間は、忘れられない演出となりました。
■ 照明演出で“ヒーロー感”を演出
《事例:スポットライト+ステージ演出》
受賞者の名前が呼ばれた瞬間に会場が一瞬暗転し、中央ステージにスポットライトが照射される演出。まるでテレビのアワード番組のような演出が可能です。
さらに、レッドカーペット風の動線をつくり、ステージ上では回転式のミラーボールがゆっくり光を放つ演出も効果的。演出によって受賞者が「主役」として際立ち、観客側も“今、特別な瞬間に立ち会っている”という気持ちになります。
■ 音響・効果音で会場をコントロール
《事例:受賞発表時にドラムロール→歓喜のSE》
緊張感を高めるために、受賞者発表の前にドラムロールを挿入。名前が読み上げられる瞬間に、歓声のような効果音やファンファーレを鳴らすことで、一気に華やかなムードに。
あるIT企業の事例では、ゲーム感覚を取り入れて「効果音をランキング形式に変化」させて表彰を進行しました。1位になると「勝利のSE+金色の紙吹雪」で、ステージ全体が湧き上がるような一体感が生まれました。
■ 記念撮影スポットの設置で“発信したくなる空間”に
《事例:フォトブース+SNS連動企画》
表彰式の終了後、特設フォトブースを設置。たとえば会社のロゴを大きくあしらったバックパネルに、受賞者がトロフィーを手に記念撮影できるようにします。
ある企業では「#〇〇アワード2025」のようなオリジナルハッシュタグをつけてInstagramや社内SNSへの投稿を促し、受賞の喜びを社内外へ自然に発信。ブースには金の装飾とステージ風の照明を施し、まるでレッドカーペットで撮影するような特別感を演出しました。
このように、「見せ方」をひと工夫することで、受賞者本人にとっての特別な思い出になるだけでなく、周囲の社員にも“来年は自分も”というモチベーションを与えることができます。
演出は自己満足ではなく、「参加者全員の感情を動かす装置」であるという視点が、社内表彰式を成功させるポイントです。
5. ケータリング・飲食の手配について
ビッグサイトではケータリングも実施可能ですが、以下のポイントに注意が必要です。
- 指定・推奨業者の確認
施設側に登録されているケータリング会社を利用することで、搬入制限や火器使用のルールをスムーズにクリアできます。
- 飲食の形式を明確に
立食懇親会、着席ビュッフェ、ドリンクのみ提供など、形式に応じたレイアウトや動線の確保が重要です。
- ゴミ処理や後片付けのルール
飲食後のゴミの持ち帰り義務や片付けルールがあります。業者に一括依頼するのが安心です。
6. 実施にあたっての注意点
ビッグサイトならではの運営注意点を押さえておきましょう。
- 申請手続き:使用申請・催事登録が必要です。準備は2か月前からがベスト。
- 駐車場・搬入ルート:主催者用・業者用の駐車場確保を。大型トラックの搬入はルールがあるので要注意。
- 電源・インターネット:照明・音響・映像設備を使用する場合、追加の電源契約が必要になるケースもあります。
- 看板・サインの設置:会場内の案内看板や誘導サインも施設の規定に従って設置を。
7. 実際の開催事例紹介
東京ビッグサイトで実際に開催された社内表彰式の事例を、会場選びから演出、当日の進行まで、現場視点で具体的にご紹介します。
● 事例①:製薬会社A社(500名規模/会議棟 レセプションホール)
“理念をかたちにする”感動型アワード演出
会場構成:
- メインステージ:高さ60cm/幅10mのステージを設置。LEDビジョンを背面に設置し、受賞者紹介映像を投影。
- ゲスト席:シアター形式で前方に来賓席、後方に社員席。通路中央を赤絨毯で装飾。
具体的な演出:
- 開演前ムービー:「私たちの理念」と題した5分間の映像を上映。創業当時の写真や、社員インタビューで構成され、空気を引き締めるオープニングに。
- 表彰発表の際には、会場の照明を一瞬暗転→スポットライトが登壇者を照らす→受賞者紹介VTR(約1分)→感動のコメントシーンへ。
- 社員の家族からのサプライズコメントも用意され、登壇時に「お父さん、いつも遅くまでありがとう。誇りに思います」とVTRが流れると、会場全体が涙ぐむシーンに。
演出効果:
- 参加者からは「ここまで本格的な演出だとは思わなかった」「自分もあのステージに立ちたいと思った」と高評価。
- 全社的に「理念を行動に落とし込む文化が強まった」と人事部門がコメント。
● 事例②:小売企業B社(300名/会議棟会議室)
“交流”を軸にしたカジュアル表彰+立食スタイル
会場構成:
- 会議棟内の中会議室を2部屋つなげて使用。片方はステージ・表彰スペース、もう一方は立食ケータリングエリア。
- 会場中央に円形の照明演出スポット(通称“トークリング”)を設置し、受賞者とMCがカジュアルに対話する空間を演出。
具体的な演出:
- 表彰形式はあえてカジュアルに。司会者が受賞者の上司と一緒に舞台に上がり、「〇〇さんの働きっぷりは伝説です(笑)」などのエピソードトークを披露。
- 受賞者が自分の言葉で語る「これからの抱負」をその場で1分スピーチ。台本なしのリアルトークが会場に共感を生む。
- 表彰後はすぐに立食懇親会へ移行し、受賞者のテーブルには「おめでとう!席」として花と装飾を設置。
各チームから自然に祝福の声が集まり、写真撮影も自由にできる雰囲気に。
演出効果:
- 「緊張感が少なく、普段話せない他部署の人とも会話できた」
- 「受賞者の人柄がよく伝わって、身近に感じた」
- 社内コミュニケーションの活性化に貢献し、その後の離職率低下にもつながったと報告あり。
● 事例③:IT企業C社(1000名/西展示棟1ホール)
“全国集結×オンライン融合”のハイブリッド社内フェス表彰式
会場構成:
- 展示ホール内に大規模ステージ(高さ90cm/幅15m)を組み、LEDビジョンを3面配置。
- 客席エリアはパイプ椅子と立ち見ゾーンを組み合わせ、中央通路に照明トラスを設置。
- 配信チームが常駐し、YouTube Liveで全国の拠点にも同時配信。
具体的な演出:
- 開演前に“社内の1年”を振り返るダイジェスト映像(BGM付き)を流し、会場のボルテージを一気に高める。
- 表彰カテゴリーは10部門。1部門ごとに専用ジングル音+モーション付きVTRで登場。
表彰の瞬間は「金テープ」演出、紙吹雪マシンも導入して“祭り感”を最大化。
- オンライン視聴者向けには、現地MCと別にバーチャルMCが解説コメントを配信。会場と双方向でコメント紹介を行うなど、デジタル施策も充実。
演出効果:
- 「まるで音楽フェスのようだった」と社員から大反響。
- 全国拠点でも「東京での盛り上がりがリアルに伝わった」と、次年度の現地参加希望が急増。
- 社員同士がSlackで“リアルタイム実況”するなど、全社的な一体感が創出された。
このように、会社の雰囲気・人数・目的に合わせた演出設計を行うことで、東京ビッグサイトの広さと設備を最大限に活かすことができます。
リアルでの臨場感、オンラインでの拡張性、その両方を取り入れるのが、今後の表彰式運営のスタンダードと言えるかもしれません。
8. 東京ビッグサイトでの表彰式なら、GROWSにお任せください!
GROWSでは、東京ビッグサイトをはじめとする大型会場での社内表彰式を多数手がけています。
現地の設備仕様や施設ルールを熟知しているからこそ、スムーズな進行と感動的な演出が可能です。
- 会場選びから式典台本、演出設計、当日のオペレーションまでトータルサポート
- 経験豊富なディレクターが丁寧にヒアリングし、貴社らしい表彰式を提案
- ライブ配信や記念映像制作など、最新技術にも対応
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